2008.6.16 プロ野球のチーム成績
Posted by japanstats on 2008 June 16日 Monday
6月16日現在のプロ野球のチーム成績をセイバーメトリクス的観点から見たもの。総得失点によるピタゴラス勝率(期待勝率)と、インプレーの打球をどれだけアウトにしているかという守備効率の2つに焦点を当てています。
まずはセリーグから、阪神が強いのは一目瞭然、そして中日は守備力からも総得失点からみても今の成績は妥当。でも、残りの4球団が弱いんじゃないか?2強4弱だから阪神はこれだけ勝ち星を積み重ねてるって可能性もある(まあ、交流戦も強いので、本当に現時点では日本一だと思うのだが、特に先発が6回投げれば試合に勝てちゃうJFK+渡辺がいるので)。まあ、広島巨人ヤクルトで3位争いがんばって下さいって感じですか(ヤクルトが守備力1位ってのも意外、中日はアライバは過去の栄光なのか、それともアライバ以外はダメなのか?)。
そしてパリーグ。西武は相変わらず妥当な強さ(でも阪神には1勝しか出来なかったから、やっぱりいくら弱い投手相手にホームラン量産できても、中継ぎに不安材料があると阪神みたいにバランスの良いチームに競い勝つのは難しい)。日ハムは投手有利な札幌ドームと脅威の守備力で接戦をものにして2位をキープしてる。でも楽天の強さは得失点差から見ただけでも本当だというのが分かり、特に取り柄の無いソフトバンクは徐々に突き放されていくでしょう。
2008.7.31 プロ野球の守備・投手チーム成績 « Japan, Hockey, Baseball, etc. said
[…] 首位を独走している阪神ですが、特に守備効率が良い訳ではないので、圧倒的な投手力が大きな要因と言えるでしょう(あとリーグ出塁率トップ5のうち3人が赤星、金本、新井、そして10位に鳥谷がいるという、繋がる打線も大きいですね)。ここ一ヶ月好調を維持していて、中日を抜き2位に躍り出た巨人ですが、守備効率はいくらか改善されたものの相変わらずリーグ最下位、でもFIP は中日と共にリーグ2位タイ、そしてもちろん打線には爆発力があるので、本領発揮してきたのでしょう。先月と比べてもFIP は大して変わらないのに、防御率が大分下がったので、守備と運が良くなったみたいですね。 […]