2008年8月8日は北京五輪開幕と共に、カナダ(とアメリカの一部)では世界最高のアイスホッケー選手、”The Great One” ウェイン・グレツキーがスタンレーカップ覇者のエドモントン・オイラーズから、ホッケー未開拓の地のロサンゼルス・キングス(後に福藤選手も少しプレーしたチーム)への電撃トレードの記念日として知られています(当時のNHL はプロ野球みたいで、大物選手のトレードはほぼ皆無でした)。これに従い、NHL.com でもこの電撃トレード特集を組みました。
グレツキーがLA に行かなければ、アメリカ南部の各地で起こっているホッケー革命(アナハイム、サンノゼ、ダラス等ではホッケーの裾野がゼロから広がり、近年ではNHL にもドラフト指名される選手が、この様な地域からも出てくるようになった)は起こらなかったでしょう。しかし、もしグレツキーがロスにトレードされずにエドモントンに残っていたら、あのメンバー(メシエ、コフィー、アンダーソン等)でなら、実際に勝ち取った5つ以上のスタンレーカップを手にしていた可能性もかなりありますので、考えさせられますね。