どうやら29日の9回2死1塁、2-4ビハインドでの場面での矢野の試合終了になった2盗失敗は井原ヘッドコーチの支持だったらしい。こんなコーチのボーンヘッドありえない。まあ、ノムさんと同僚だった阪神時代にも前科のあるこんなコーチを雇う巨人の首脳陣の実力を示してるでしょう。
野村監督と伊原ヘッドは1979年から2年間、同じ西武で現役としてプレー。00年の阪神では、監督と守備走塁コーチとして戦った。だが、野村監督は阪神時代、伊原コーチに対し「阪神のときもめちゃくちゃしよった。『盗塁だけは僕に任せてください』と言うから任せたら、出たランナーみんな走らせる。参ったよ」と不信感を募らせ、同コーチはわずか1年でユニホームを脱いだ。それ以降、伊原コーチは球場で会ってもあいさつもないという。遺恨はくすぶり続けていた。
もしこれが本当なら、そんな走塁コーチは全くいらないでしょう、まあそれで一年で外されたんだろうが。そもそも盗塁というものには盗塁死の危険が伴うから、統計学的に見るとせめて7割から7割5分くらいの成功率がないと逆に相手にアウトを貢献してチームの足を引っ張る事になる。もちろん試合状況によって走るのが良い場面とそうでない場面もあるのだが、出た全員に多くの場面で走らせる(過大表現だとしても)となると必然的に成功率も低くなる(盗塁の苦手な選手や、不利な場面でも試す事になるので)。
さて、盗塁ですが。今年の西武はよく1-3番がよく走る。1番片岡がダントツリーグトップで21盗塁、2番3番の栗山と中島は11盗塁と10盗塁とリーグ4-5位。犠打は日ハムの74の半分以下の35。ここからは推測だが、1-3番が出塁した時に、バントで相手にアウトを貢献している場面が少ない上、盗塁での進塁が多いので、西武は大量得点のビッグイニングを多く作り出せていて、ダントツリーグ1位の269得点と今日時点で日ハムに3ゲーム差でパリーグ1位をキープしている…ように思える(^^ もっとも栗山と中島は2回ずつしか盗塁死をしていないので、成功率が8割以上と確実に西武の成績に貢献しているが、片山は8回も刺されているので成功率は72.4%、ギリギリのラインですので、もっと成功率を上げてほしいですね(簡単に言えばリスクの高い場面では走るのを控える事を学ぶ)。