まず交流戦を1週間終えた現時点で、2週間前に見てみたチーム毎のピタゴラス勝率(期待勝率)を守備効率と合わせて見てみましょう。守備効率とは:
実は、守備力を客観的に評価するのは非常にむずかしく、これまでよく使われてきた「エラー数」や「守備率」(エラー数÷守備機会)といった数字は、そもそも「エラー」の判定が公式記録員の主観に基づくものであり、客観的に守備の実力を反映するものとは言いがたい。実際、守備範囲の狭い選手は、打球にさわる機会が少ないのでエラーの数も減るし、簡単な打球だけ堅実に処理していれば守備率もよい数字が残るからである。
そこで、最近は、「どれだけエラーしたか」という主観的な観点からではなく、「どれだけアウトを稼いだか」という客観的な観点から守備力を評価する方法が採用されるようになり、チーム全体の守備力についても、インプレーの打球をどれだけアウトにしたかという「守備効率」が使われるようになったのである。今季、メジャーの守備効率1位はアスレチクスの7割2分9厘、最下位はロイヤルズの6割8分3厘だったが、最高のチームと最悪のチームとでは、飛んできた打球をアウトにする割合が5%近くも違うのである(1試合当たりでは、「アウト」の数が1.2個違ってくる)。
|
得 |
失 |
勝 |
ピタゴラス |
セリーグ |
|
|
|
勝率 |
|
点 |
点 |
率 |
|
188 |
141 |
0.681 |
0.640 |
|
184 |
156 |
0.587 |
0.582 |
|
195 |
212 |
0.490 |
0.458 |
|
160 |
176 |
0.477 |
0.452 |
|
159 |
174 |
0.457 |
0.455 |
|
160 |
216 |
0.304 |
0.354 |
DER |
F% |
FIP |
ERA |
W% |
CL |
0.685 |
0.989 |
4.13 |
4.49 |
0.304 |
|
0.689 |
0.988 |
4.00 |
3.56 |
0.477 |
|
0.688 |
0.990 |
3.18 |
2.87 |
0.587 |
|
0.669 |
0.988 |
3.51 |
4.19 |
0.49 |
|
0.713 |
0.989 |
4.24 |
3.55 |
0.457 |
|
0.693 |
0.991 |
3.15 |
2.73 |
0.681 |
巨人は最近打ち始めましたが、開幕直後の不振のお陰か、まだ期待勝率は広島とヤクルトと変わりません。ダントツで守備力がリーグワーストなのも手伝ってるのでしょう、このまま主力選手の怪我と不振が続けばシーズン終盤までし烈な3位争いになるのか?2週間前に比べて阪神が頭一つ抜けました、赤星、新井、金本、そして鳥谷がセリーグ出塁率トップ6に入っているのが大きな理由でしょう、投手力と守備力は中日と互角なので。交流戦でもパ1の西武に連勝したので、今間違いなく日本一の強さでしょう、先発が6回投げれば試合が決まるJFKの存在ももちろん大きく、やっと揃い踏みしたのでこれから重要な要素になるでしょう。7回以降だと普通の先発投手はかなり打たれこみ始めるので。ヤクルトの守備力が1位というのがイメージになかったので少し驚きです。
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