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    Posts Tagged ‘長打率’

    野球五輪日本代表2008

    Posted by japanstats on 2008 July 20日 Sunday

    先日発表された、2008年北京オリンピックの野球日本代表(星野ジャパン)について、軽いセイバーメトリクス観点な分析も含めた選出レビュー。24選手中、昨秋のアジア予選から19人連れ戻してきてるところに、星野がチームの結束を重視している所が見られます…が、そこには今季好調とも言えない選手も含まれているので、結果は付いてこないかもしれませんね(ただでさえ難しい金以外は、マスコミと一般から失敗と見なされるだろうし)。

    今季の成績は7月18日終了時点のものです。

    先発投手 (中継ぎ投手がいないので、もちろん中継ぎとして使用される事のある投手も結構いるでしょう)

    川上憲伸(中日)防御率2.31, 101.1回, 103/22 三振/四球

    今季序盤に一時体調不良で登録抹消されたものの、復帰してからは本来の川上の投球をしているので、心配無く先発を任せられるでしょう。

    ダルビッシュ有(北海道日本ハム) 防御率1.88, 148.2回, 142/31 三振/四球, 8完投

    現時点でプロ野球の最高の投手で、文句無しの日本のエース。五輪では強いチームに当てられるはず(松坂での五輪の登板みたいに)。

    成瀬善久(千葉ロッテ)防御率2.66, 105回, 80/20 三振/四球

    昨日は打たれましたが、決して悪い成績を残してません。今から大会までの間で、先発か中継ぎかが決まるのかな(でも消去法で先発になるような気がする)。

    和田毅(福岡ソフトバンク)防御率3.97, 99.2回, 75/25 三振/四球

    和田の割にはイマイチパッとしない成績を残しています、恐らく中継ぎでしょう。

    杉内俊哉(福岡ソフトバンク)防御率2.69, 134回, 145/20 三振/四球

    2.06 FIP(左のリンクを参照、運やチームの打線援護や守備力による影響を省いた投手指標) を見るとダルビッシュや帆足以上の活躍をしている、NPB今季No.1 の先発投手。先発で使わないと間違いでしょう。

    田中将大(東北楽天)防御率3.37, 120.1回, 98/35 三振/四球

    19歳は代表一の若さ。将来の日本のエースに経験を積ませるという意味では良い選択かもしれないし、実際FIP 2.75 は堂々とプロ野球5位なので、間違った選出とは言えません。但し国際試合の中継ぎで、どういう活躍をしてくれるのかは未知数でしょう。

    涌井秀章(埼玉西武)防御率3.32, 122回, 89/36 三振/四球

    去年と比べると年々良くなってきていた成績が少し落ちています(2005-07までの防御率が7.32, 3.24, 2.79)。もし日本が先発4枚(グループ戦は3-1-3の7試合で、休みが2回入る)で行くのであればダル、川上の2枚看板の後に杉内、成瀬と共に3-4番手争いをする選手になるのかな。(もっとも星野がしっかりパリーグを見てるのであれば杉内は間違いなく先発の一人になるはずだが。)

    救援投手

    上原浩治(読売)防御率6.46, 39回, 25/12 三振/四球

    いくら今までの国際試合の経験があるといっても、選出されるには今年の成績が酷すぎる。代表に巨人が一人だけだとスポンサー的に寂しいから選ばれたのか、でもそれなら内海だろ?もし重要な試合で炎上したら、星野と共に完全に戦犯扱いされるでしょう。それ以前に重要な試合では出てこないかなw でも、そんな選手連れて行くなよ。中継ぎ候補としては阪神の久保田と渡辺、そして防御率2未満の東京ヤクルトの押本と松岡もいるのに。

    岩瀬仁紀(中日)防御率2.83, 35回, 29/8 三振/四球

    今まで防御率が2未満のシーズンも多かった従来のレベルの活躍はしていないが、経験豊富なので、今の成績でも十分代表に貢献できるセットアッパーとなるでしょう。

    藤川球児(阪神)防御率0.86, 42回, 62/9 三振/四球

    文句無しの日本代表のクローザー。試合平均(9回毎)の奪三振率は近年ずっと軽く9を超えている。あの高めの速球を打たれる心配があるのはキューバくらいか?

    捕手

    阿部慎之助(読売)264/333/432 (打率/出塁率/長打率), 313打席, 9本

    打撃面だけを見れば年々好成績(OPS.850以上のシーズンが多い)を残してきているが、今年の打撃成績はイマイチ。守備とリード面の評判は良くないので、起用方法は主にDH か?でもDH 候補も余っているんだけどな(下参照)。

    矢野輝弘(阪神)292/309/388, 237打席, 3本

    今年で40歳の大ベテラン。もう昔の様に打てないので、主に守備固めとベンチでの存在感の為か?でも里崎の守備は特に悪くないし、ベテランの存在なら代表キャプテンの宮本がもういる。本当に必要な選出だったのか?プロ野球の一軍登録人数28人に比べ、五輪では24人しかベンチ入りできない(ちなみにメジャーはあの長丁場なのに25人、20連戦とかもあるのでプロ野球とは比べられないくらいタフです)ので、選ばれた一人一人が重要な役割を果たさなければいけないはずなのに。

    里崎智也(千葉ロッテ)274/359/439, 223打席, 11本

    今の阿部の調子から見ると、WBC 経験者の里崎が北京では先発のマスクを被る事になるのかな?でもセリーグ重視な星野だから心配だなあ。

    内野手

    新井貴浩(阪神) 一塁/三塁, 314/383/484, 360打席, 8本

    去年までは広島で三塁だったけれど、今年からは阪神で一塁、アジア予選でも4番一塁だった。狭い広島市民から広い甲子園に移って、逆にそれを上手く使える中距離ヒッターへ変身できたので、適応力はあり北京でも期待できるでしょう。今年は生涯ベストの出塁率をたたき出してるのも心強い(WBC の時は松中の驚異的な出塁率が密かに優勝に貢献していた。)

    荒木雅博(中日)二塁/外野, 249/291/307, 385打席, 24盗塁

    二塁の守備は超一流だが、もう打撃では何も期待できないブラックホール状態(2004-06はOPS.750以上だった)。守備固めと五人目の外野手扱いかな。

    村田修一(横浜)三塁, 303/358/600, 349打席, 26本

    多分現状日本ではベストな三塁手の選択だろうが、ホームラン26本のうち17本が狭い本拠地の横浜スタジアムで打たれているというのが気になる。無理にホームランを打とうとしなければ大丈夫だと思うが。

    宮本慎也(東京ヤクルト)遊撃, 329/370/384, 328打席, 3本

    長年代表のキャプテンを務めてきた宮本、今年は十分選出に値する成績を残していますので、感情的な理由だけで選ばれなかったのは良かった(繰り返すが24人枠なので)。但し、年齢の衰えで年々守備範囲は狭くなってきてるので、出番は代打と代走くらいにしとかないと。

    西岡剛(千葉ロッテ)遊撃/二塁, 306/366/469, 375打席, 9本, 16盗塁

    普段は遊撃だが、WBCでは二塁にコンバートされ成功した、今回も同じ事が期待されるだろう。出塁率はここ2年の数字と変わらないので、攻撃でも十分にチームに貢献できる二塁手になる。近年打撃にパワーが出てきている事は嬉しい(まだ23歳で成長過程の途中なので、これは別にそこまで驚く事ではないのだが)。

    川崎宗則(福岡ソフトバンク) 遊撃, 327/358/402, 408打席, 16盗塁

    WBC では西岡と二遊間コンビを組んだ、国際試合の経験と守備力から北京でも先発かな。でも激戦の遊撃には他にはこの方がいる…

    中島裕之(埼玉西武)遊撃/三塁, 345/404/576, 364打席, 17本, 16盗塁

    守備範囲は狭いけれど、アベレージ、長打、走塁と他方面では素晴らしい成績を残している若獅子。遊撃で先発させて、試合後半に守備固めで交代させられるパターンも見えるし、DH の起用もありえるだろう。昨日の試合では五輪に備えて三塁も守った(2003年には20試合三塁で出場した経験もある)、狭い横浜球場以外で村田はイマイチかもしれないので、これは良い備え。でも新顔でパリーグだから、あまり星野が進んで起用しないような気がする。もしそうだったらもったいない(後に出てくるGG にも同じ事が言える)。

    外野手

    森野将彦(中日) 外野/一塁/二塁/三塁, 302/383/525, 211打席, 8本

    荒木と同じくユーティリティな働きが出来る上、長打力を備えている。いろんな形でライナップに入る事になるでしょう。という事は外野の先発は下の三人衆か?でも稲葉とGG が共に本来は右翼だから、どちらかがDH (ほらきた)に回って、森のが左翼?

    青木宣親(東京ヤクルト)中堅, 339/410/570, 284打席, 11本, 21盗塁

    走攻守、選球眼、長打力とどれを取っても文句無い日本代表の3番中堅、彼がいるのは心強い。確実な安打に加え、年々長打力が上がってきてるのは頼もしい。今年も怪我から復帰して、打ちまくっている。

    稲葉篤紀(北海道日本ハム)外野/一塁, 317/388/533, 343打席, 12本

    35歳だが、何故かここ数年、あの広くて投手有利な札幌ドームを本拠地に置きながら、長打力がアップした(通算長打率.469だが、2006年からは.500超え)、一塁も守れる。

    “G.G.”佐藤隆彦(埼玉西武)右翼, 316/384/584, 359打席, 20本

    日本代表の数少ない本物のスラッガー。だがパリーグの代表新顔だから、ちゃんと起用してくれるかが心配。守備に定評は無いのだが、近年のレンジ・ファクター(試合毎にどれだけアウトに関わっているか)は遜色無い、でも試合見てない選手だろうから評判先行な使い方がされそう。という事でまたまた出てきたDH 候補だろう。

    このチームの良いところは、バランスが良く、ユーティリティ的な使い方が出来る選手も多く、短期決戦で有利なスモールボールも戦える機動力もある(と書いておきながら、WBC 優勝の日本代表はホームラン数や長打率が大会1位だった、記憶が正しければ。あと、大会中静かだった福留が突然準決勝でホームラン打ったりしたから、何が起こるかはわかりません。)但し、選ばれた投手のほとんどが先発なので、彼らが中継ぎでどれだけ活躍できるのかは見ものであり、少し心配な部分でもある。

    今回のチームから欠けている選手の代表としては、打者では金本(阪神)と松中(福岡ソフトバンク)だろう。二人ともOPS は優に.950 を超えていて、今季は好調である。松中に対してはWBC でも影で出塁しまくり活躍した(が、一般的にはこれは評価されない)が、予選で新井が4番一塁の座を確保したので、ポジションが被り指名打者しか行く場が無いから、ダメだったのかな。金本については…連続イニング出場の記録が優先されたのか?と思わせる部分もある。

    先発投手では明らかに岩隈(東北楽天)と内海(巨人)が選ばれなかったが、優秀な成績を残している。岩隈は国際試合で格下に打たれたり、モーションがボークっぽいところがあるからなんとなく分かるが、何故内海は代表じゃないんだ?中継ぎについては上でも触れた通り、久保田、渡辺、押本、松岡など、優秀な人材は豊富である…のに上原。これ以上書く必要は無いでしょう。

    代表は8月2日に招集され、5日には巨人2軍と練習試合、そして8日にはパリーグ選抜と9日にはセリーグ選抜と共に東京ドームで試合を行い、13日の本大会のキューバとの初戦に挑む。

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    2008.7.14 打者・投手個人成績

    Posted by japanstats on 2008 July 14日 Monday

    子園の予選が連日各地で行われていて、沖縄では春のセンバツに優勝した沖縄尚学が浦添商に沖縄予選決勝で敗れています。プロ野球は今日が通常通りの移動日なので、打者・投手の個人成績をセイバーメトリクス観点から見てみましょう。OPS やFIP、出塁率の重要さ等については左のリンク先で紹介しています。

    2008年7月14日時点、打者個人成績(OPS ):

    阪神の40才の鉄人金本が大活躍を続けていてプロ野球OPS トップです。五輪代表候補の一人ではないだけに、8月中阪神が首位キープする為にとても重要な原動力となります。彼は通常.300/.400/.550 (打率/出塁率/長打率、怪我をしてないシーズン)打てる打者なので、別にフロックなシーズンとかいう訳でもないのですが、この年齢で連続イニング出場活躍し続けているのは天晴れです。

    東京ヤクルトの青木が怪我から復帰してから勢いよく打ち続け、規定打席にも到達しプロ野球OPS 3位に躍り出ました。最近の活躍もあり、広くなった神宮球場でも長打力を伸ばし続けているところを見ると、青木の星野ジャパンでの先発センターの座は固いでしょう。日本代表にはなくてならない存在だが、五輪中スワローズにとっては痛いですね。

    そしてシーズン70試合に出場して、まだプロ野球OPSトップ10にいるところを見ると、横浜の内川の2008年は本物みたいです。でも彼はかなり安定的に.290/.330/.420 (長打率は.363-.515 と振れ幅があるが、打率と出塁率は毎年安定している)を打つ打者なので、今年の覚醒は何かフォームや打席でのアプローチを変更したのか、ただのフロックなのかは、彼のインタビューでも読んでみない限り分かりません。

    2008年7月14日時点、投手個人成績(FIP ):

    福岡ソフトバンクの杉内が相変わらずプロ野球FIP のトップを走っています。三振÷四球が7点台なのは驚異的です。ホークスじゃなければもっと勝ち星を積み上げられていただろうに。9イニング換算の奪三振率は2005年以前の9強で、四球率を以前より減らしていて成功しています。もし五輪代表に選ばれれば次の3人(岩隈(東北楽天)、ルイス(広島)、ダルビッシュ(北海道日本ハム))ほど勝ち星を残していないが、日本代表にとってとても重要な選手となるでしょう。(いかに勝ち星が単独シーズンの投手の能力を測るバロメータとして役に立たないのか…というのが見えるリストでもある。)

    そして楽天の田中マー君も、岩隈には少し劣るが立派にチームに貢献しています。チームが僅差の試合に勝てていない(リードを守れていない?)のですが、岩隈と比べると打線援護等不運な部分もあるのでしょう。FIP トップ5に2人も名を連ねていて、得失点差もリーグ2位の+48 なのに、楽天の成績がパリーグ5位なのは、いささか不可解ですね。

    残りのFIP のリーダーからは岩田(阪神)、川上(中日)、成瀬(千葉ロッテ)の3人しか五輪候補に残っていません。別の言い方をすれば、候補に残っていない内海(巨人)、小松(オリックス)、グライシンガー(巨人)、清水(千葉ロッテ)は、主力が抜けてる五輪中のチームを引っ張る形になるでしょう。

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    やきゅつくDS、軽くレビュー

    Posted by japanstats on 2008 June 28日 Saturday

    まだ半シーズンくらいしかプレーしてないけど、なんかゲームバランスが少々変な気がしてならない、やきゅつくDS。


    初めてこのシリーズを本格的にプレーしてる(PS2版は面倒になってすぐ挫折した)けど出塁率、長打率、OPS、WHIPとかが含まれていて、スタッツの扱いが今までの国産野球ゲームで一番頼りになりそうに見える。でも、選球眼+長打力重視の初期マネーボールタイプの球団を、1シーズン目という限定された環境の中で構築したはずなんだけど、なかなか四球を選んでくれない(それともピッチャーが現実よりストライクを投げすぎるのか、球数が現実よりかなり少なめに感じられるのは、ストライクゾーンコントロール重視のチームとしては不満…)。

    でもホームランはポンポン打ててるから、それは得点と共にリーグ1位。でもダントツで投手陣がヘボすぎるので(他チームは皆防御率3.00以下なのに、自分のヤクルトだけ何故か4.50前後)なので、チームも当然ビリ。まあ、来シーズン投手にテコ入れすれば、一気にプレーオフ(クライマックスシリーズね)を目指せそう。他の人のレビュー読んでると、なんかやきゅつくシリーズの中では、難易度が易しい方らしい。まあ、DSだからってのもあるだろうけど、 PS2版よりはとっつきやすい印象(携帯機というのにも合っている種類のゲームだと思う)、サクサク進むので軽くハマってしまいました。うー、でも打てるキャッチャーも欲しい、一年目でいきなり田淵とか長嶋がドラフト候補として現れてきた…

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    2008.5.12 プロ野球の成績

    Posted by japanstats on 2008 May 13日 Tuesday

     

    GW連戦を終えたプロ野球の成績をセイバーメトリクス観点から見たものです。

    まず5/12時点でのセリーグの成績。

     

    セリーグ

    試合

    得点

    失点

    阪神

    36

    24

    11

    1

    0.686

    139

    102

    中日

    37

    21

    13

    3

    0.618

    2.5

    144

    103

    巨人

    38

    18

    19

    1

    0.486

    4.5

    142

    146

    ヤクルト

    34

    16

    18

    0

    0.471

    0.5

    120

    122

    広島

    34

    14

    18

    2

    0.438

    1

    97

    123

    横浜

    35

    10

    24

    1

    0.294

    5

    108

    154

             

     

    さて、これをチームの総得点と総失点から見た、ピタゴラス勝率の成績で見てみよう。試合毎の結果では斑がありすぎるという事で、総得点と総失点から、本来そのチームの力を見るというもので

    新思考派の予想手法について、次に理解しなければならないのが、「野球におけるピタゴラスの定理」だ。この定理は、サイバーメトリクス(野球を数理統計的に解析する学問)の祖、ビル・ジェームズの考案になるとされているが、

     (チームの勝率)=(得点の2乗)÷(得点の2乗+失点の2乗)

    とするものだ。

    そうすると、こうなる。

    セリーグ

    ピタゴラス
    勝率

    ピタゴラス

    ピタゴラス

    阪神

    0.650

    23.4

    12.6

    中日

    0.662

    24.5

    12.5

    巨人

    0.486

    18.5

    19.5

    ヤクルト

    0.492

    16.7

    17.3

    広島

    0.383

    13.0

    21.0

    横浜

    0.330

    11.5

    23.5

    まあ、セリーグは大体総得失点の期待通りで、今年もまた阪神が接戦を制してるのか、期待されてる勝率を上回っている。この辺はブルペン含めての投手力や起用法によって期待値を上回れるかが関わってくる、これは去年と今年の日ハムにも言える事で、度重なる接戦を優秀な投手陣で勝ち取っている事で得点力に欠ける彼らはここ2年大きく期待されている勝率を上回っている。

     

    パリーグ

    試合

    得点

    失点

    西武

    40

    26

    13

    1

    0.667

    195

    149

    日本ハム

    42

    21

    20

    1

    0.512

    6

    124

    139

    ソフトバンク

    42

    21

    21

    0

    0.5

    0.5

    171

    171

    楽天

    40

    20

    20

    0

    0.5

    0

    186

    145

    ロッテ

    42

    19

    23

    0

    0.452

    2

    154

    172

    オリックス

    42

    16

    26

    0

    0.381

    3

    144

    198

     

     

    パリーグ

    ピタゴラス
    勝率

    ピタゴラス

    ピタゴラス

    西武

    0.631

    25.3

    14.7

    日本ハム

    0.443

    18.6

    23.4

    ソフトバンク

    0.500

    21.0

    21.0

    楽天

    0.622

    24.9

    15.1

    ロッテ

    0.445

    18.7

    23.3

    オリックス

    0.346

    14.5

    27.5

     

    日ハムがまた去年に続き期待値を大きく上回る勝率を残しているのが見られる、楽天が得点力ほど勝っていないのも興味深い、実はもっとポテンシャルを秘めたチームなのじゃないか?

    選 手

     

    OPS

     
         

    山崎 武司

    ()

    1.051

    G.G.佐藤

    (西)

    1.009

    田中 賢介

    ()

    0.983

    橋本 将

    ()

    0.949

    ローズ

    ()

    0.945

    新井 貴浩

    ()

    0.94

    ラミレス

    ()

    0.93

    松中 信彦

    ()

    0.927

    森野 将彦

    ()

    0.921

    中島 裕之

    (西)

    0.898

    投 手

       

    FIP

    防御率

       
           

    岩隈 久志

    ()

    1.89

    1.66

    杉内 俊哉

    ()

    1.93

    3.17

    ルイス

    ()

    2.20

    2.2

    グライシンガー

    ()

    2.31

    2.77

    小松 聖

    ()

    2.57

    2.22

    清水 直行

    ()

    2.75

    2.26

    内海 哲也

    ()

    2.77

    3.45

    田中 将大

    ()

    2.79

    2.31

    ダルビッシュ 有

    ()

    2.81

    1.46

    岩田 稔

    ()

    2.82

    1.8

    あとは両リーグ通してのOPSトップ10とFIPトップ10を並べてみた。打者は軒並み期待通り(開幕から好調な打者か、認められてるスラッガー達)で、別に低い打率(といっても.250くらいまでだが)は関係無いという感じ。現在リーグトップの打率の山崎は、去年の38歳での覚醒が本物だった事を証明しているのか、それとも去年からのバッティングがまだ続いているだけで、近いうちには05-06年あたりの成績に戻るのか、興味深いところです、年もあるので。規定打席数に満たしていませんが、西武のボカチカが.950 で大活躍中、ガイエルはここ数週間大スランプだったが、OPS はまだ.804 で両リーグ24位とまずまずの成績を残している。

    投手は斑が出やすく、杉内、グライシンガー、内海が実は防御率で見られている以上の活躍をしているのではないかと思われる。巨人投手については、守備を軽視するチームなので、あまり驚く事ではないかもしれない。

    OPS (On Base Percentage + Slugging Percentage)とは出塁率+長打率の事で、その選手の得点能力を計る指標としては、四球を無視する打率や、チームメイトの能力に大きく左右される得点や打点よりかは役に立つ。アウトは一試合27個しか無い貴重な財源なので、いかにアウトにならないかという指標の出塁率と、いかに累上のチームメイトと自分を進塁させる能力を備えているのかという指標の長打率から、OPSは成り立っている。

    FIP (Fielding Independent Picthing)とは、投手の能力をチームメイトの守備範囲やグラブ裁きに左右されない、三振と四死球と本塁打だけで計ったもので、プロ野球はメジャーより試合平均得点が少ないので、ここでは定数の3を使っているが、別に防御率と比較できる数字ではなく、防御率みたいに見やすくしているだけで、あくまで投手間の比較の為の数字である。

    もちろん両方とも完璧な指標とは程遠いが(チームスポーツで個人の能力を測る完璧な指標なんて存在しないだろうが…)、従来のチームメイトの能力に依存しすぎている得点や打点や勝敗などに比べれば遥かに優れている指標である。

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    2008魔将ウォッチ 4/22

    Posted by japanstats on 2008 April 22日 Tuesday

    1本塁打4打点と静かな週でしたが、今季初死球!を私が見に行った先週火曜の試合で披露してくれました、さすが魔将!

    18試合 74打席 13得点 7本 19打点 .313/.392/.734 (打率/出塁率/長打率)8四球 1死球 12三振

    まだ長打率はダントツでセリーグ1位です。打率も3割以上なのですが、これはさすがに2割6-8分あたりで落ち着くでしょう…

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    魔将ガイエル、2008年開幕!

    Posted by japanstats on 2008 March 31日 Monday

    日本で一番ジャック・カストみたいな、長打力+選球眼(+低打率+多三振)の野球をするアーロン・ガイエル(応援歌の出だしのカナダ国歌も素晴らしい!)が開幕の東京ダービーで読売相手に3連勝してスイープしたチームと共に大活躍!

    勝ち越しの四球はもちろん!3試合で12打席5安打2四球3得点3打点3二塁打、これで打率/出塁率/長打率が500/583/800。さすが我らが魔将!

    落ち目のラミレスはいらんでしょう、走守は共に目も向けられないし…w

    オープン戦でも魔空間を発揮!

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    坂口 智隆(オリックス・バファローズ)

    Posted by japanstats on 2008 February 16日 Saturday

    ウィキペディアより引用

    神戸国際大学附属高等学校を経て、2002年大阪近鉄バファローズからドラフト1位指名を受け、入団。高校時代は投手であったが、プロ入り後は外野手へ転向。2005年から合併に伴う入団2年以内の選手への措置でオリックス・バファローズに移籍。

    ———-引用はここまで———–

    坂口のここ3年間の2軍での成績。

    試合数/打率/出塁率/長打率/盗塁/盗塁死

    2005: 77/285/347/405/13/9
    2006: 54/328/376/422/12/6
    2007: 48/317/387/455/10/3

    打撃と走塁の数字は確実に伸びてきてますね(試合出場数も77, 54, 48 だから、サンプル母数もそこそこあるし)。走塁面では走る場面を選ぶのと走塁技術が上達してるみたい(75%以上の割合で盗塁は成功しないと、いくら盗塁の 数が多くても逆に盗塁死で貴重なアウトを無駄使いしチームの足を引っ張る事になる) で、打撃ではそこそこ四球を選べる選球眼を持っていて、長打力も付いてきてる。

    まだ一軍で活躍はできてないけれど、このまま成長し続ければ結構使える選手になるかも。二軍→一軍の難易度の差を算出してみたいな…骨の折れる作業だから今はできないけど…

    あと、どれだけ伸びシロが残っているかって感じですかね。 84年生まれだから、あと数年は成長し続けられるはず。でもやっぱ一軍と二軍の難易度の差を数値化してみないと、イマイチ先が読めないなぁ…

    参考:一軍での成績

    おまけ、ハワイ・ウィンター・リーグでは

    2006: 23/288/329/338/5/1

    トップクラスの日米のプロスペクト相手には力負けしちゃったみたいですね…まあ、23試合だけだし、パワーは後から付けられるけれど。

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    アレックス・ラミレス

    Posted by japanstats on 2008 January 23日 Wednesday

    ヤクルトから巨人へと都内異動をしたラミちゃんことアレックス・ラミレスですが、今年の展望はどうでしょう?

    日本へ来てからほぼ毎年3割30本くらい打って100打点以上稼いでいるので、とても確実に成績を残してきているように見られますが、そこから一つ掘り下げた打撃成績のOBP/SLG/OPS(出塁率/長打率/出塁率+長打率)を見てみますと、2003年のピークの373/616/989 から確実に右肩下がり傾向を維持してきて2006年には289/449/738 まで落ちました。そこで昨季突然メイクミラクルしてしまい、なんと371/569/940 な2007年だったのです。

    去年で32才だったのでラミレスが2003年版へ完全復刻したとはとても思えず、2008年の成績はどっちかというと2007年より2006年に近くなると思います。まあ、巨人ならではのリスクを無視した高い買い物であり、ヤクルトが無駄な大金を叩かずに済んだ可能性大なので、燕ファンとしてはこれは嬉しいのか…?(一般ファンからは評価の低い低打率ながら高出塁率+高長打率型選手の、ガイエルの怪我によるシーズン前半のパンチ力激減が心配だが…)

    ラミレス:

    http://japanesebaseball.com/players/player.jsp?PlayerID=1354

    ホームラン後のパフォーマンスはどれだけヤクルト時代から変わるのかな?

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