NHL 2008-09 シーズンのチェコ(プラハ:レンジャーズ対ライトニング)とスウェーデン(ストックホルム:セネターズ対ペンギンズ)の同時海外開幕に先駆けて、NHL チーム対欧州クラブチームの対決が6試合実現されました。
9月後半の時点ではNHL チームはまだトレーニングキャンプ中なので、まだプレシーズン8試合目とかそういう状況でした。欧州リーグは開幕が9月初旬だったりするので、もうこの時点でプレシーズンとレギュラーシーズン合わせて20試合戦ってきていたりしますので、チームの仕上がり状態は海の両側で結構違います。
とりあえず結果を:
9/28 Eisbaren Berlin (GER) 1 (1-0, 0-2, 0-2) 4 タンパベイ・ライトニング
9/30 SC Bern (SUI) 1 (0-2, 0-0, 1-6) 8 NY レンジャーズ
9/30 Slovan Bratislava (SVK) 2 (0-1, 1-0, 1-1, 0-0, SO 0-1) 3 タンパベイ・ライトニング
10/1 Mettallurg Magnitogorsk (RUS) 3 (2-0, 1-1, 0-3) 4 NY レンジャーズ (ビクトリア杯)
10/2 Jokerit Helsinki (FIN) 1 – 4 ピッツバーグ・ペンギンズ
10/2 HC Frolunda (SWE) 1 – 4 オタワ・セネターズ
このうちビクトリア・カップとセネターズの試合をそれぞれ半分くらい見る事ができました。
感想としては、普段見れない組み合わせのカードばかりなので、面白い。そしてNHL チームが6戦全勝したものの、スロバキアのSlovan 相手にライトニングはSO (GWG) による辛勝(ちなみにNHL対スロバキアのチームはこれが初)、肝心なビクトリア杯では2ピリ終了間際まではMetallurg が3-0 で勝っていたものの、キャプテンのChris Drury が一人奮闘しレンジャーズが試合残り20秒のCallahan のゴールでこちらも辛勝。Metallurg のゴーリーのMezin がヤバかったです。Metallurg は昨季の欧州王者だが、今季開始したロシア・スーパー・リーグ(RSL) の後継であるKHL (コンチネンタル・ホッケー・リーグ)での成績は平凡。NHL とKHL のレベルに明らかな差があるものの、KHL はAHL やスウェーデンのエリートリーグ(Elitserien) を凌ぐ世界No.2 のアイスホッケーリーグでしょう。両チームともそれぞれのリーグの王者とは程遠い者同士の対決になったビクトリア・カップだったのですが、WBC の一回目みたいにとりあえず開催は成功したんじゃないでしょうか、レンジャーズはかなりガチで試合してたし。セネターズのスウェーデン人キャプテンDaniel Alfredsson は、古巣相手に1ゴール1アシストの活躍。