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  • 2008.5.27 プロ野球スタッツ

    Posted by japanstats on 2008 May 28日 Wednesday

    まず交流戦を1週間終えた現時点で、2週間前に見てみたチーム毎のピタゴラス勝率(期待勝率)守備効率と合わせて見てみましょう。守備効率とは:

    実は、守備力を客観的に評価するのは非常にむずかしく、これまでよく使われてきた「エラー数」や「守備率」(エラー数÷守備機会)といった数字は、そもそも「エラー」の判定が公式記録員の主観に基づくものであり、客観的に守備の実力を反映するものとは言いがたい。実際、守備範囲の狭い選手は、打球にさわる機会が少ないのでエラーの数も減るし、簡単な打球だけ堅実に処理していれば守備率もよい数字が残るからである。

     そこで、最近は、「どれだけエラーしたか」という主観的な観点からではなく、「どれだけアウトを稼いだか」という客観的な観点から守備力を評価する方法が採用されるようになり、チーム全体の守備力についても、インプレーの打球をどれだけアウトにしたかという「守備効率」が使われるようになったのである。今季、メジャーの守備効率1位はアスレチクスの7割2分9厘、最下位はロイヤルズの6割8分3厘だったが、最高のチームと最悪のチームとでは、飛んできた打球をアウトにする割合が5%近くも違うのである(1試合当たりでは、「アウト」の数が1.2個違ってくる)。

     

     

     

    ピタゴラス

    セリーグ

     

     

     

    勝率

     

     

             

    Tigers
    阪  神

    188

    141

    0.681

    0.640

    Dragons
    中  日

    184

    156

    0.587

    0.582

    Giants
    巨  人

    195

    212

    0.490

    0.458

    Carp
    広  島

    160

    176

    0.477

    0.452

    Swallows
    ヤクルト

    159

    174

    0.457

    0.455

    BayStars
    横  浜

    160

    216

    0.304

    0.354

     

     

     

    DER
    守備効率

    F%
    守備率

    FIP

    ERA
    防御率

    W%
    勝率

    CL
    セリーグ

               

    0.685

    0.989

    4.13

    4.49

    0.304

    BayStars
    横  浜

    0.689

    0.988

    4.00

    3.56

    0.477

    Carp
    広  島

    0.688

    0.990

    3.18

    2.87

    0.587

    Dragons
    中  日

    0.669

    0.988

    3.51

    4.19

    0.49

    Giants
    巨  人

    0.713

    0.989

    4.24

    3.55

    0.457

    Swallows
    ヤクルト

    0.693

    0.991

    3.15

    2.73

    0.681

    Tigers
    阪  神

    巨人は最近打ち始めましたが、開幕直後の不振のお陰か、まだ期待勝率は広島とヤクルトと変わりません。ダントツで守備力がリーグワーストなのも手伝ってるのでしょう、このまま主力選手の怪我と不振が続けばシーズン終盤までし烈な3位争いになるのか?2週間前に比べて阪神が頭一つ抜けました、赤星、新井、金本、そして鳥谷がセリーグ出塁率トップ6に入っているのが大きな理由でしょう、投手力と守備力は中日と互角なので。交流戦でもパ1の西武に連勝したので、今間違いなく日本一の強さでしょう、先発が6回投げれば試合が決まるJFKの存在ももちろん大きく、やっと揃い踏みしたのでこれから重要な要素になるでしょう。7回以降だと普通の先発投手はかなり打たれこみ始めるので。ヤクルトの守備力が1位というのがイメージになかったので少し驚きです。

    続きは次の行のリンクからどうぞ:

     

     

    ピタゴラス

    パリーグ

     

     

     

    勝率

     

     

     

     

     

     

     

    Lions
    西  武

    256

    191

    0.627

    0.642

    Fighters
    日本ハム

    181

    181

    0.547

    0.500

    Eagles
    楽  天

    234

    182

    0.529

    0.623

    Hawks
    ソフトバンク

    217

    230

    0.481

    0.471

    Buffaloes
    オリックス

    210

    251

    0.415

    0.412

    Marines
    ロッテ

    218

    252

    0.407

    0.428

     

     

     

    DER
    守備効率

    F%
    守備率

    FIP

    ERA
    防御率

    W%
    勝率

    PL
    パリーグ

               

    0.678

    0.988

    4.19

    4.49

    0.415

    Buffaloes
    オリックス

    0.697

    0.987

    3.36

    3.28

    0.529

    Eagles
    楽  天

    0.709

    0.984

    3.79

    2.94

    0.547

    Fighters
    日本ハム

    0.682

    0.985

    3.61

    3.90

    0.481

    Hawks
    ソフトバンク

    0.699

    0.984

    3.63

    3.22

    0.627

    Lions
    西  武

    0.679

    0.985

    3.82

    4.26

    0.407

    Marines
    ロッテ

    パは楽天が期待ほど勝てていないけれど、ダントツリーグ1位の.350 の出塁率と得点能力は半端無いので、今年の強さは本物で、これからもっと勝率を上げて行くでしょう。日ハムは、また去年みたいにリーグ最少得点でプレーオフ圏内で戦っている、やっぱり僅差の試合を制する投手力と守備力があるからか?投手力(FIP)はリーグで突出していないが、守備効率はリーグ1位。プレーオフ制度が導入されてから、今年が初めてホークスがBクラスに低迷しそうな感じです。3位争いは日ハムとソフトバンクになると見た。

     

    さて、今度は個人成績の打者のOPS とFIP です。

     

     

    選手

     

    OPS

       

     
     

                 

    G.G.佐藤

    (西)

    1.121

    0.356

    36

    15

    42

    ラミレス

    ()

    1.037

    0.337

    29

    17

    43

    山崎 武司

    ()

    1.016

    0.337

    27

    9

    34

    中島 裕之

    (西)

    0.988

    0.333

    33

    12

    42

    タイロン・ウッズ

    ()

    0.96

    0.313

    30

    12

    23

    新井 貴浩

    ()

    0.939

    0.34

    29

    5

    38

    松中 信彦

    ()

    0.938

    0.328

    36

    9

    42

    田中 賢介

    ()

    0.937

    0.301

    31

    7

    30

    ローズ

    ()

    0.936

    0.262

    27

    12

    37

    村田 修一

    ()

    0.922

    0.29

    23

    14

    43

    GG佐藤は五輪一次候補に入ってないけれど、このまま打ち続ければ、どうにかして北京に連れていかなきゃいけないんじゃ?中島は守備はダメだけど、今プロ野球でこれだけ打てる二・遊手はいません、今の西武だとポジション溢れてるし、しばらくは打の遊撃手でいってもらうしかないかな。打率と成功の関連性の低さをローズが示しています。 ラミちゃんは東京ドームでの成績が打率.368 の10本だから、いくらかはスラッガー有利のドーム効果に肖っていますね。

     

     

    投手

     

    FIP

       
     

               

    杉内 俊哉

    ()

    1.61

    2.85

    4

    3

    岩隈 久志

    ()

    2.02

    2.05

    7

    2

    ルイス

    ()

    2.41

    2.27

    6

    4

    ダルビッシュ 有

    ()

    2.76

    1.52

    5

    1

    田中 将大

    ()

    2.82

    3.1

    5

    3

    内海 哲也

    ()

    2.93

    3.56

    2

    3

    清水 直行

    ()

    2.97

    2.9

    4

    4

    成瀬 善久

    ()

    2.99

    2.07

    3

    2

    岩田 稔

    ()

    3.07

    1.68

    5

    1

    帆足 和幸

    (西)

    3.07

    1.75

    5

    0

    三浦 大輔

    ()

    3.09

    1.99

    2

    5

    そしてピッチャーの方ですが、FIP と防御率の差がところどころ見られます、まあ皆優秀なのには変わりありませんが。やっぱり守備力に疑問のある巨人の内海は損してる感が。ダルビッシュ、成瀬、岩田、帆足、三浦は防御率ほどではないが、しっかり仕事してます。勝率3割の横浜の三浦に勝ち星を求める方が酷でしょう、試合を作るのが先発投手の仕事で、打線の援護がなければいくら良い投手でも勝てませんので。

     

     

    One Response to “2008.5.27 プロ野球スタッツ”

    1. […] – セイバーメトリクス・守備効率(DER) […]

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